腰が丸まっていると腰痛になりやすい理由
今日は、「腰が丸まっていると腰痛になりやすい理由」という題でお話しいたします。
日常、腰が丸まっている時ってけっこうあると思います。
職場でのデスクワーク、お家での家事、ソファに座ってくつろいでいる時、車を運転している時・・・
こういう日常当たり前に行っている姿勢が、腰痛の原因になっていたりするんです (>_<)
どういうことか、説明していきますね。
腰椎の前弯(腰の骨が適度に前に反っている状態)が維持されているときは、腰の周りの筋肉にとって、自然な収縮方向に縮むことができるので負担が小さくてすみますが、
腰椎の前弯が失われているとき(腰が丸まっているとき)、
腰のまわりの筋肉は、伸張性収縮している状態なので筋肉が傷みやすく、
繰り返しやっていると筋肉がダメージを受けて、筋肉の線維の中にトリガーポイントが発生してしまいます。
どんな筋肉がダメージを受けてしまうかというと・・・
まず、腸腰筋という身体の奥の筋肉。
(トリガーポイント疼痛パターンより。×がトリガーポイントができやすいところ。赤い領域が痛みが出るところ)
腸腰筋という筋肉は、腰椎という背骨にくっついているので、背中が丸くなっている影響をもろに受けます (>_<)
背中を丸めて座っていたりすると、この筋肉に疲労がたまって、トリガーポイントができてしまい、腰のところに痛みが出てしまいます。太腿の付け根付近にも痛みが出ます。
次に腰方形筋。
この筋肉がコリコリになると、臀部の方に痛みが出てきます。
(人によっては、この辺りも「腰」という方もいらっしゃいます ^^; )
このような理由から、腰が丸まっていると腰痛になりやすいのです。
いろいろ不都合が予想されますので、腰を丸めた状態で長く過ごすのは控えましょう (^_^)
追伸
腰が丸まっていると椎間板は、後ろに押し出されるような圧力を受けるので、腰椎椎間板ヘルニアになってしまうおそれもあります。
腰を丸めている時間が長い方は注意して下さい、