歯医者さんで左奥の虫歯をみてもらったせいか、右の顎がカクカクなるようになった

横浜市鶴見区の顎関節専門整体 てらお整体院 いしいです。

今回は。

「歯医者さんで左奥の虫歯をみてもらったせいか、右の顎がカクカクなるようになった」という方のお話し。

 

50代の男性。歯医者さんで左奥の虫歯をみてもらった後から、右の顎がカクカクなるようになったとのこと。

 

観察

顎関節のあたりに触れさせてもらって、その状態で口を開け閉めしてもらった。

開ける時は音がしないが、閉じる時に右の顎が小さく「カクッ」となっていた。

姿勢を見ると右肩下がり、頭の位置は骨盤の真上には無く、右にずれている。

肩のラインに対して首は傾き、首に対して頭が傾いている。

軸が崩れている状態。

口の開閉も、顎関節の軸がずれた状態で行っていたのであろう。

おそらくこの状態は歯医者さんに行く前からのものであろう。

で、歯医者さんでの処置の際、長時間、口を開けていたことで右の顎関節の靭帯や関節円板や筋肉にトラブルが起きて、顎がカクッと鳴るようになってしまったのだろう。

 

施術

骨盤の歪みを整え、背骨の状態を整え、肋骨の位置を整えた後、頭蓋骨の歪みを整えた。

特に外側翼突筋が付着している蝶形骨の位置は念入りに調整した。

関節円板は外側翼突筋につながっているので。

 

顎の音鳴りを防ぐために

蝶形骨を調整する

→外側翼突筋の緊張状態が変わる

→外側翼突筋の状態が変わるので関節円板の位置も影響を受ける

→関節円板と下顎骨の位置も影響を受ける

→口を開閉する時の音鳴りにも変化が出てくる

 

蝶形骨は、側頭骨(下顎骨がぶら下がっている骨)にも接しているので、蝶形骨を調整することは顎関節の調整にもなっている。

このような考えで行っている。

 

施術後、首、肩のこりが楽になったとおっしゃっていた。

顎のカクっという音も小さくなった、と言って下さった。

 

まとめ

顎の音鳴りで困っている方は、顎関節の左右のバランスをきちんと取るようにしましょう。

そのためには、顎関節だけでなく、頭蓋骨、首、背骨、骨盤等の調整をきちんと行うことが必要となります。

そういう整体院に行ってよくしてもらいましょう。