顎関節症と頭痛
横浜市鶴見区の顎関節専門整体 てらお整体院 いしいです。
今回は「顎関節症と頭痛」についてお伝えします。
顎関節症が頭痛を引き起こす、というお話ではありません。
顎関節症と頭痛があるものを介してつながるんです。
それは筋肉。
いくつか例を挙げて説明します。
肩こりの原因となる僧帽筋。
この筋肉のトリガーポイント疼痛パターンを見るとこんな感じ。
(トリガーポイント疼痛パターンより)
下顎の一部に痛みを飛ばします(このように二次的に発生した痛みを関連痛と呼びます)。
首筋や側頭部、こめかみの少し上あたりにも痛みを飛ばして頭痛の原因となります。
咀嚼筋の一つの側頭筋。
(トリガーポイント疼痛パターンより)
側頭筋は、顎関節症の原因となる筋肉のひとつですが、この筋肉は硬くなり過ぎると側頭部に関連痛を引き起こし、これが頭痛として認識されます。
側頭筋は上側の歯(上顎)の辺りにも痛みを飛ばします。これが顎の痛みと認識されるケースがあります。
顎関節症が頭痛を引き起こす、という因果関係ではありません。
筋肉(僧帽筋、側頭筋)のこり、硬くなり過ぎが、顎の痛み、頭部の痛みを同時に引き起こし、「顎関節症」、「頭痛」と認識されているのです。
痛みの原因は筋肉の痛み、筋痛です。筋肉のトラブルを解消すれば、関連痛が発生しなくなるので顎関節症、頭痛も和らいでいくでしょう (^_^)
追伸
お医者さん、歯医者さんに行ってもなかなか良くならない顎関節症は、筋肉(咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋など)が原因かもしれません。
顎関節症でお困りの方で、まだ筋肉のケアをしたことが無い方は是非一度、当院の施術を受けてみて下さい (^_^)