そもそも「痛み」とは
鶴見区の整体 てらお整体院 いしいです。
今日は雪が積もらずよかったですね。
さて、そもそも「痛み」とは何でしょうか。
痛みの生理学を復習してみましょう。
痛み・・・
・電気信号。
・患部の損傷を受けて、脳に伝えられる「警告のための電気信号」
・患部と脳の間の電気信号のやり取り。
簡単に言うと上のようになります。
痛みも種類があります。
「早い痛み」:針で刺した時のような「痛っ」という痛み
「遅い痛み」:瞬間的な痛みが去った後にじわじわといつまでも続く痛み
→ 肩こり、腰痛はこちらに属する
肩こり、腰痛などの「遅い痛み」を感知する仕組みは、こんな感じ。
患部に物理的な刺激が加わります
→その刺激を受けて、脳は交感神経緊張させます
→血管が縮み、血流が悪くなります。
→筋肉細胞が酸欠になってきます
→酸欠という危機的状況に反応して、血液中の血漿から発痛物質「ブラジキニン」が出てきます
→知覚神経(C線維)の先端についてる「ポリモーダル侵害受容器」=痛みのセンサーに、ブラジキニンがぶつかると、電気信号が発生し、脳に伝わっていきます。
大切な点は、
・痛みというのは、通常、神経線維の先端に付いている痛みのセンサーだけが キャッチする、ということ。
・神経の途中で痛みが発生したり、感知されることはない、ということ。
・痛みのセンサーが電気信号を脳に伝えて、初めて痛みが感知される、ということ。
痛みの生理学によると、
飛び出した椎間板が、神経の根元を圧迫するから、腰痛・下肢痛・しびれが生じるという考え方や、
脊髄の通っている脊柱管が狭まって、神経根を圧迫するから腰痛や下肢痛・しびれが起きる(脊柱管狭窄症)という考えは、???となります。
「神経の途中で痛みが発生したり、感知されることはない」ということと矛盾しますので。
てらお整体院の立場どうかって?
科学的立場で施術を行っていきます、はい (^O^)