ロコモティブシンドローム予防 始めに筋肉を鍛えてはいけない!?

横浜市鶴見区の整体 てらお整体院 いしいです。

今回は、
「ロコモティブシンドローム予防 始めに筋肉を鍛えてはいけない!?」
という題でお話ししたいと思います。

体をちゃんと動かすには、体を支える骨、骨をつなぐ関節、椎間板、骨を動かす筋肉、神経(これらを運動器という)がうまく連携することが必要です。

これらの運動器に問題が起きて、移動に障害がでてきた状態をロコモティブシンドローム(運動器症候群、略してロコモ)といいます。
進行すると日常生活動作に困難な場面が出てきて要介護となったりします。

整体師の目から見ると、ロコモの主な原因は関節周辺の筋肉が硬くなっているからです。

しかしながら一般には”骨の変形”や”軟骨のすり減り”がロコモの原因とされてしまっているようです。

で、骨や軟骨が変性してしまうのは”筋肉が衰えて関節に対する安定化作用や衝撃緩和作用が低下するから”なので、
”ロコモの予防には筋肉を鍛えましょう!”という対処法になってしまう訳です。

 

これでいいのか!?

動かすと痛い筋肉にさらに負荷をかけて、より硬くしてしまうことになりかねません (>_<)

 

筋肉を鍛えるのはいいんです。

 

ただ順番が違います。 まず始めに筋肉を柔らかくする。

ある程度柔軟性が出できて動かしても痛くないような状況になってから、まぁちょっと鍛える。

筋肉が硬いまま、筋トレしても、筋肉は鍛えられませんし、体に歪みが溜まってしまいます (T_T)

 

ロコモティブシンドローム予防には、まずは硬くなった筋肉を緩める、関節の可動域を上げる。その上で必要であれば筋トレをする。

順番を間違えないようにしましょう!