腰痛になりやすい前かがみの姿勢の例

横浜市鶴見区の「てらお整体院」 いしいです。

今回は、腰痛になりやすい前かがみの姿勢を、例を挙げて説明していきます。

 

日常当たり前のように行っている姿勢・動作が腰痛を作っている、ということをご理解くださると幸いです (^-^)

前かがみの姿勢がなぜ腰痛になりやすいか

上半身が前かがみになると、上半身にトルク(下方向に押し付けようとする力)がかかります。

そのままだと前に倒れてしまいますので、背中側の筋肉(腸腰筋、腰方形筋、脊柱起立筋、臀筋群、ハムストリングスなど)で上半身を骨盤を支点にして引っ張り上げようとします。

長時間やっていると筋肉の筋腹と呼ばれるところ(骨とくっついていないところ)や筋肉の両端の骨とくっつくところが疲労困憊して、痛みが出てきます。それが腰痛です。

 

次にいくつか例を挙げて説明します。 ↓

背中丸めてデスクワーク

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この姿勢が悪いとされる理由は、

・頭が肩より前に出ている。

・肩、背中、腰が丸まっている

・丸まった肩、背中が腰に負担をかけている。

・丸まった腰が骨盤の仙腸関節に負担をかけている。

などの点です。

毎日繰り返されるので腰への負担がバカになりません (>_<)

 

ソファで読書

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背もたれにもたれかかって一見楽なようですが・・・

確かに背中の筋肉は楽で来てるかもしれません。

ですが腰が丸くなり、骨盤が後ろに倒れてしまい、腰椎の下の方(4番、5番あたり)や仙腸関節に負担がかかってしまいます。

長時間続けると腰痛になってしまいます。注意しましょう。

 

お風呂洗い

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浴槽や床を洗う時は前かがみにならざるを得ませんね。

前かがみの姿勢は腰の筋肉や骨盤の仙腸関節に負担をかけます。

前かがみの姿勢になる時は、お風呂の縁に手を付くなどして上半身の重さが直接腰にかからないように気を付けましょう。

 

掃除機がけ

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できれば背筋を伸ばし、背筋が伸びたままの状態が維持できる範囲で掃除機がけをするのが理想です。

しかしながら忙しいとついつい前かがみのなってしまいがちですよね。

でもその前かがみの悪い姿勢が腰に負担をかけてしまうのです。

極力、背筋を伸ばして掃除機がけをするようにしましょう。

 

背中を丸めてあぐら

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背中を丸めてのあぐらだと・・・

頭が肩より前に出ている、背中が丸まっている、肩も骨盤より前に出ている、骨盤も後傾しているという悪い姿勢になっています。

 

長時間この姿勢のままだと腰が痛くなります。

お尻の下に座布団をしくなどして、膝関節が股関節の上に来ないよう工夫しましょう。そうすると骨盤が後傾しにくい(骨盤が丸くなりぬくい)ですよ。

 

背中を丸めて正座

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背中を丸めると腰椎のカーブも丸くなります。

腰椎のカーブが丸くなると、骨盤が後傾します。

骨盤が後傾すると腰の筋肉や仙腸関節に負担がかかって腰痛になりやすくなります。

背中を丸めた悪い姿勢での正座はほどほどにしましょう。

 

中腰で草むしり

次の悪い姿勢の例は「中腰での草むしり」
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中腰の前かがみの姿勢が腰に負担をかけます。

太腿の前の部分に自分の片方の手を置くなどして上半身の重さを腰だけで支えないようにしましょう。

 

しゃがんで草むしり

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しゃがんだ姿勢での作業は

  • 腰椎のカーブの前弯が失われ後ろに丸くなっている、
  • 仙腸関節に負担がかかりやすい

などの問題があります。作業の合間に小休止をして腰を伸ばすようにしましょう。

作業が終わってからだと、その時には腰痛が進行してしまっているかもしれませんので。

 

中腰でおむつ替え

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中腰の姿勢。上半身が腰より前に来ているので、腰や骨盤に負担がかかりやすいです。

おむつ替えだけでなくお着替えなども前かがみの姿勢でやることが多いと思います。

それが数か月続くわけですから腰を痛めやすいです。

赤ちゃんの世話をする時は前かがみなどの悪い姿勢にならない環境づくりをしましょう。

 

背中丸めてゲーム機で遊ぶ

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背中を丸めた悪い姿勢でのゲーム遊び。腰より背中、肩、頭が前なので上半身の重さが直に腰への負担となります。

長時間やっていると腰痛になる恐れがあります。

 

背中丸めてしゃがんだキャッチャー

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野球のキャッチャーの姿勢は、腰椎の前弯が失われた状態になっています。

背筋を伸ばせる時間があれば良いのですが、腰が丸まってる時間が長いと、腰への負担は大きいです。

他のポジションと比べ、腰痛のため選手生命が短くなってしまう心配があります。

 

腰を曲げてスケート

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本番で滑っている時の姿勢はまさに前かがみ。腰椎のカーブも丸くなっています。

練習の時も同様な前かがみの姿勢でしょうから腰周辺の筋肉に相当負担がかかります。

 

腰痛になるのも無理は無いでしょう。この手の腰痛は鍛えたら痛みが軽くなる、というものではありません。

試合後、練習後は腰の筋肉のケアを十分行いましょう。

 

腰痛予防のためには、なるべく腰椎伸展を維持しましょう (^o^)

もちろん背筋を伸ばしっぱなしも腰痛になってしまうので、適度に背骨を動かすことを心掛けて過ごしましょう。

 


 

腰痛予防の体操

こちらを参考にして下さい。

 

四つん這いになって行う腰痛予防の体操

 

椅子に座りながらできる腰痛予防の体操

 

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