お筆の会に参加して一年のあり方を書にしたためました 松田恵美子先生の身体感覚講座レポ

2月のような空です。

富士山

まだ1月半ばだというのに富士山がかすんで見える日が多いです。

昨日(1月13日)は、うみのいえで行われた松田恵美子先生の身体感覚講座に参加してきました。

 

物質としての身体を扱うために、

トリガーポイント療法(主に筋肉を扱う)とか

吉田邦夫先生のBRM療法(主に骨)とか

九州の師匠の整体(←こちらは何でもアリ (^_^) )を学んでいますが、

 

気の身体、エネルギー体としての身体を扱う方法を学ぶために

松田恵美子先生の身体感覚講座で学んでいます (^_^)

 

今年最初の身体感覚講座は「お筆の会」でした。

 

「お筆の会」とは何ぞや?

「書き初め」です。

書初め、といっても身体感覚講座での「書初め」ですので、普通の書初めではありません。

 

手で墨を擦るのではなく、身体全体で擦ります (^_^)

文字を書くのも手・腕ではなく、身体全体を使って書きます。

 

墨を擦る方法は、正座して仙骨を使って擦る方法と跪座になって足首を締めて擦る方法の二通りあります。

どちらもけっこうたいへん(>_<)ですが、跪座になって足首を締めて擦る方法の方がよりきつかったです。

 

身体感覚講座お筆の会 墨擦り

上の写真は、身体を沈めて跪座になって足首を締めて墨をすっている様子です (^_^)

(これのおかげで今日は脛の足首付近が筋肉痛です (>_<) )

 

文字を書くときは、左手に筆を持って、指、手首、肘を使わないで書きます。

 

例えば点を打つ時は身体全体を沈ませながら打ちます。

身体感覚講座お筆の会 練習中

上の写真は「点」を打つ練習中のものだと思います。

習字道具は妻が小学生の時に使っていた物を借りました。

一緒に書初めしている気分 (^_^)

 

 

横線を書く時は、

跪座になって状態から下半身をきゅっと左回旋させます。

すると角運動量保存の法則により、上半身は右回旋します。

 

そうすると筆の軌跡は左から右の線を描きます。

 

で、今度は下半身を右回旋させると上半身は左回旋しますので

筆の軌跡は右から左になり、「止め」っぽく見えます。

 

こんな書き方なので横線も一直線になったりならなかったり、うねうね曲がったり、いろいろです (^_^)

 

「はらう」場合の書き方とか、縦線の書き方、斜め線等も練習しました。これもけっこうたいへんでした。

 

でも昨年初参加した時よりは身体が使えてる感じがしました (^_^)v

書き方に困ると左利きなので、やろうとおもえば小細工できてしまうのですが、今年はそんな機会が減りました (^_^)

 

 

 

下の写真は「連句」をやっている時の様子です。

身体感覚講座お筆の会 連句

講座参加者が5人ずつのチームに分かれます。

一人ひとり順番に言葉を名詞で書いていきます。

一番最初に書く人は先生から「お題」を授かります。

その「お題」から連想する言葉を身体全体で書いていきます。

 

二番目の人は、その書かれた文字を見て連想した言葉を書いていきます。

(二番目以降の人には「お題」は知らされません)

三番目の人は、一番目、二番目の書いた文字を見て連想した言葉を書いていきます。

こんな感じで五人が一枚の紙に思い思いに文字を書いていきます。

 

どう身体を動かしてこの文字を書こうか、と身体の動かし方を考えていると

逆に文字の形を忘れてしまったり・・・ ^^;、

といろんな現象が起きました。

 

書き上がったものを眺めると

身体感覚講座 連句完成

ある「世界」が見えてくる・・・

 

お正月らしい大人の遊びでした (^_^)

 

 

連句の後はいよいよ書初め。

ここで書いたことは、今年一年の自分のあり方を左右するので、緊張します (>_<)

 

なので一ヶ月くらい前から何書こうか、「頭で考えて」いました。

 

が。

 

事前に頭で考えていたことは、

身体を使って文字を書いているうちに消し飛びました。

 

 

で、こんな感じで今年のあり方を書いてみました。

 身体感覚講座 書初め中

 

書き終えてそれで終わり、

かというとそうではないのです。

 

ここからは私の取っては一番しんどい場面・・・

書いたものを松田先生や参加者全員の前で声を出して読み上げるんです。

しかも3回も。で、最後に自分の名前を言う。

 

小さい頃から恥ずかしがり屋で引っ込み思案な私にとっては一番のしんどい所です (>_<)

墨を擦る時、文字を書く時の肉体のしんどさの方が遥かにましです。

 

 

昨年、初参加した時は、みんなの前で読み上げるなんて知らず、

「身体全体で文字を書く?へぇーおもしろそう (^_^)」くらいな感覚で参加しました。

 

「書いたものを読んでもらいます」と言われた時は

”えー、そんなのいやだぁ、恥ずかしい、来るんじゃなかった!”

と思ったものです。

 

意を決してみんなの前で声を出して読み上げるとと・・・

 

不思議なことに「肚がすわる」感じになりました。

 

読み上げた声は一年間、自分の中にこだまし続けました。

 

で、書いた言葉通りの一年を過せました。

 

 

そんなことがあったので今年も参加したのです。

 

今年も「あーやだ、恥ずかしい」と昨年と同じような気持ちになるのかな?

と思っていましたが、そうはなりませんでした。

 

気の感覚がイマイチ分らない私。

すぐ頭で考えてしまい、身体の声を聞き逃してしまう私。

そんな私を昨年一年間、あたたかく見守って下さったみなさんの前だからでしょうか (^_^)

 

淡々と。三回。

 

読み上げた後は不思議と「そんな自分になった」気がしているのが不思議です。

おそらく今年も一年間こだまし続けて、その通りの自分になっていくのでしょう \(^O^)/

 

楽しみです (^_^)

 

 

そんなこんなで今年のあり方が決まり、今年一年がようやく本格始動した感じです (^_^)

 

 

下の写真は、お筆の会終了後に行われた新年会でごちそうになった酒粕入り鍋です。

新年会 鍋

ビールは飲みませんでしたが(そもそも飲めない)

これを食べただけで顔が赤くなってしまった私 (笑)

 

でもおいしかった~ (^_^)