インプラント手術後の顎の下の痛みの原因と対処法
横浜市鶴見区の顎関節専門整体 てらお整体院 いしいです。
今回は、
「インプラント手術後の顎の下の痛みの原因と対処法」
について。
このようなことでお困りではないですか?
- インプラントの手術をした後から顎の下付近に痛みが出てきた。
- インプラントの施療の段階を経るごとに痛みが増している気がする。
- 「インプラントの手術は成功している」と言われているが顎の下に痛みが続いている。
- 頭痛がしたり後頭部も重い感じがする。
- 今痛いところと手術で切ったところは別のところ。
手術はうまくいっているはずなのになぜ痛みが続くのか?
インプラント手術の際の外科手術による痛み、骨造成による痛み、抜歯する際の痛み、麻酔が切れた後の痛みなどは手術を受けた病院で対処してもらうとして・・・
問題は手術で切ったところの傷が良くなっても痛みが続く場合です。
このような場合、考えられるのは・・・
- インプラントの手術を受けるような方の場合、歯や顎周辺にもともと問題があり、顎や首、肩の筋肉(咬筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋など)がガチガチにこっている。
- インプラントを埋め込んだ際に歯のお肉を切ったり、骨を削った痛みで体が緊張して、もともとこっていた咬筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋などがさらに緊張して、顎の下に痛みを発生させた。
つまり顎の下の原因は、もともとあった顎周辺の筋肉のコリがさらにひどくなってしまったからなんです。
このような筋肉の痛みは口腔外科や歯医者さんではあまり考慮されないのか、適切な処置をしてもらえないことも痛みを長引かせている要因と考えられます。
トリガーポイント疼痛パターンより。僧帽筋のトリガーポイントと関連痛域。
麻酔が切れた後の痛みに耐えるために肩に力が入り、僧帽筋のトリガーポイントが活性化し、それが顎の下角に痛みを飛ばしている可能性も考えられます。
トリガーポイント疼痛パターンより。咬筋のトリガーポイントと関連痛域。
僧帽筋の時と同様、麻酔が切れた後の痛みを耐えるために喰いしばることで咬筋のトリガーポイントが活性化し、周囲に痛みを飛ばしている可能性も考えられます。
対処法
マウスピースは効果が有るか?
マウスピースは、歯ぎしり・喰いしばりによる歯やインプラントの損傷を防ぐ効果はあると思いますが、顎周辺の筋肉を弛めるのには役立っているかは疑問に思っています。
自分で弛めるには
・口を閉じている時に歯と歯をくっつけない。
・顎の”貧乏ゆすり”をする(顎を前後左右に微動させる)
などやってみるとよいでしょう。
※インプラントを埋めたところに違和感がある場合は、手術をした病院にちゃんと状況を説明し対策を施してもらいましょう。
※ゆるめ方については、こちらの記事もご参考になさってください
整体で弛めるには
「筋肉のコリが原因」だからといって、「咬筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋」をただグイグイ押したり揉んだりしても痛いだけで弛みません。
なので顎の痛みを専門にやっている整体院で施術を受けることをお勧めします。