皮膚と筋肉のターンオーバーについて

横浜市鶴見区の「てらお整体院」 いしいです。

先日、こどもの国に行ったときに日焼けした跡が以前に比べて、なかなか消えない(T_T)ことに気付いたので、皮膚の入れ替わりについて調べてみました。

 

皮膚のターンオーバー

”ターンオーバー”という言葉をキーワードとして、グーグルで調べてみました。

”28日周期で産まれ変わる”的な表現をちらほら見かけました。

 

年齢による違いが分らなかったので、”ターンオーバー 測定法”というキーワードで検索してみました。

すると 公開特許 特開2005-230314 「表皮ターンオーバーの測定方法」(出願人 株式会社 資生堂)の【発明の詳細な説明】というところに、

次のような内容を見つけました。

 

引用開始————————

ターンオーバー速度は、健康な皮膚ではほぼ一定している。

細胞分裂を繰り返し、上へ上へと押し上げられ、

角質に到達するまで約14日、

そして表層でバリアとして活躍し、生命力を失って垢としてはがれ落ちるまでに14日、

合計でおよそ28日(4週間)で生まれ変わるといわれているが、

これは、20代の通常のサイクルであり、年齢とともに徐々に遅くなっていく

すなわち、30代で約30日、

40代で約35日

50代は約40日、

60代では約45日

となるといわれている。

————————引用ここまで(改行位置は変えています)

※補足: ”発明の詳細な説明”というところは、その業界で常識とされていることが書かれているところです。なので、まぁ、実際そんなもんなんでしょう・・・

 

むむむっ・・・

やはり年齢とともに入れ替わりの速度がゆっくりになっていくのですね・・・

お肌に次から次へとダメージを与えないよう、気を付けて過ごしたいと思います(^_^)

 

筋肉を構成するたんぱく質のターン・オーバー

今回は、筋肉を構成するたんぱく質のターン・オーバーに関して調べてみました。
の、前に・・・

 

そもそも「ターンオーバー」って何か? ですが、ウィキペディアによると

引用ここから-----------------------------
生物学におけるターンオーバー(metabolic turnover)もしくは代謝回転とは、

生物を構成している細胞や組織 (生物学)が生体分子を合成し、

一方で分解していくことで、新旧の分子が入れ替わりつつバランスを保つ動的平衡状態のこと。

また、その結果として古い細胞や組織自体が新しく入れ替わること。

生物種や細胞・組織の種類、分子種によって、ターンオーバー速度には大きな差異がある。

-----引用ここまで

とのことです。

 

で、筋肉を構成するたんぱく質のターンオーバーについてですが、

『財団法人 日本食肉総合センター』のホームページの『よくある質問』の中の

『タンパク質のターン・オーバーのスピードは?』というところに以下の記述を見つけました。

 

引用ここから-----

体内のタンパク質は分解と合成というターン・オーバーにより常に入れかわっています。

ターンオーバーのスピードはタンパク質の種類で異なり、

肝臓は約2週間、

赤血球は120日、

筋肉は約180日

でその半分が入れかわります。
(略)
ターン・オーバーは、タンパク質が役目を果たすうちに変化して本来の働きができなくなったため、

あるいは役目の終了と同時に消えなければならないために起こると考えられます。(略)

-----引用ここまで

 

無理な姿勢や、負担のかかる使い方で傷ついたアクチン、ミオシンも負担の小さい姿勢、身体の使い方をしていれば、半年もすれば、傷が少ないアクチン、ミオシンに半分は入れ替わっている、とも言えますね(ちょっと強引すぎるか ^^;)

身体によい習慣は長く続けましょう (^0^)

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