足底筋膜炎を改善するには骨盤・下肢・足根骨の位置関係を整えることが重要

 

足底筋膜炎になってしまった人の足・脚の特徴

についてお話ししていきます。

 

左足の裏が痛くなって、病院に行ったら「足底筋膜炎ですね」と言われた方がお見えになりました。

施術台の上に仰向けに寝てもらって、足・脚を観察させてもらいました。

以下の写真のようになっていました。

特徴としては

  • 見かけ上、左脚が短く、右脚が長く見える
  • 左の足首から先がやや内側に向いている
  • 足首の距骨という骨の前の皮膚が硬くなっている

 

こんなところです

※左足の親指に外反母趾が見られますが、足底筋膜炎になるずっと前からとのことなので、今回の足底筋膜炎と外反母趾は直接は関係ないと考えています。

 

左脚が短く見えるのは、骨盤の左側が頭の方に変位してしまっているため、と検査の結果分かりました。

左の足首から先がやや内側に向いているのは、踵骨(踵の骨)と距骨という骨がずれてしまっているためと分かりました。

足首の距骨という骨の前の皮膚が硬くなっているのは、距骨がずれてしまっているため、正座の時に皮膚が過度に床に当たるためだと考えられます。

 

以上のような観察結果を踏まえて調整を行った結果が以下の写真。

 

  • 脚の長さの差が小さくなった。
  • 左の足首から先の部分の向きがまっすぐに近くなった。

 

立って歩いた時の感想を聞くと「足裏の痛みが軽減した」とのことでした。

 

足底筋膜炎の痛みを和らげていくためには

  1. 骨盤を整える
  2. 骨盤と大腿骨の位置関係を整える
  3. 大腿骨と下腿骨の位置関係を整える
  4. 下腿骨と足根骨の位置関係を整える
  5. 足根骨同士の位置関係を整える

こういったことをやって、適正な位置に骨格が安定化していけば、足裏の痛みは良くなっていくでしょう。