ぎっくり腰をやった後は温めた方がよい?冷やした方がよい?
ちょっとぎっくり腰っぽい感じになってしまった、という方からの質問がありました。
先日、プチぎっくり腰になってしまった。
前にも何回かぎっくり腰をやっている。
今は歩くのには問題ない。
という状況とのこと。
このような身体の状態では腰を温めた方がよい?冷やした方がよい?
というご質問でした。
回答としては
「気持ちのいい方をやってみてはいかがですか」
ぎっくり腰をやった直後なら、冷やす方が気持ちよいでしょう。
温めたら血流がよくなりすぎて、発痛物質も流れてジンジンズキズキ痛みが増して、余計に身体に力が入ってしまうもしれません。
自分の脚で歩けるくらいまで回復しているなら、腰を冷やすと反って筋肉が硬くなって回復が遅れるかもしれません。
温めるとほど良く血流がまし、回復が早まるかもしれません。
これは他人がどうこう言えるものではありません。
ご本人が、ああこれ気持ちイイ、良くなりそう、と思うほうをやってみるとよいです。
もう一つ質問いただきました。
「運動した方がいいですか?」
というもの。
これもやって気持ちいい範囲でとどめておけるなら運動しても良いでしょう。
ただ、昭和人の特徴なのか、”痛いのを我慢してでもやるのがいいんだ”という思い込みを持っている方がよく見られます。
なので、このような場合”運動”という言葉を使って説明しないようにしてます。
「適度に動かしてください」
というように説明しています。
ご質問者の方から、「踏み台昇降的な運動をしてもよいか」と聞かれたので
「それはやり過ぎです」とお答えしました。
踏み台に上がったり下りたりする時は、
脚や腰の筋肉にけっこう力が入ってしまうので、ぎっくり腰を再発する恐れがあるからです。
そのような運動ではなく、負荷がかかり過ぎない程度の運動、
例えばその場で足踏みをするとか、あたりを歩き回るとか、
その程度の運動強度で良いので身体を動かすと良いです。
まとめますと、
温めるにしろ、冷やすにしろ、身体を動かすにしろ、
気持ちのいいこと、身体が楽になるかどうかを基準に決めるとよいでしょう。