歯の矯正をしてからずっと顎の痛みが続いている
横浜市鶴見区の顎関節専門整体 てらお整体院 いしいです。
顎関節症と言われた方の中には、歯の矯正をしてからずっと顎の痛みが続いている方がいらっしゃるかと思います。
歯の矯正をしてから顎の痛みが続いている理由
身体の組織が比較的柔らかい子どもでも歯の矯正すると痛がります。
組織が硬くなった大人では、矯正中の痛みがもっと強く感じることでしょう。
痛みが強いととどうしたって顎、首、肩をはじめ全身に力が入ってしまいます。
矯正の期間が1年も続いたら、痛みも1年続くことになり、その間、痛みを耐えるために顎、首、肩などが緊張しっぱなしになります。
矯正が終われば、痛みは無くなるのか?というと必ずしもそうなりません。
もちろん矯正そのものの痛みは無くなるでしょうが、矯正の痛みに耐えて緊張していた顎、首、肩、・・・の筋肉の緊張はすぐには抜けません。
顎、首、肩、・・・筋肉の緊張が、今度は新たな痛みを生み出します。
顎や首、肩の筋肉に緊張が残っていれば、口の開閉時に痛みが出て、顎関節症のようになるでしょう。
顎の問題、ということでまた歯医者さんに行っても、この手の痛みはX線写真を撮っても顎の関節部分に異常が見つかるわけではないので、マウスピース、矯正のし直し、痛み止めの処方くらいしかやってもらえないでしょう。
マウスピース、矯正のやり直しをしている間も、痛みは続いたり、また新たな痛みが生まれてくるので筋肉の緊張はどんどん広がって、全身ガチガチに硬くなってしまいます。
全身ガチガチに硬くなると気持ちの余裕も無くなってきます。人によっては鬱っぽくなったりする人も出てきます。
このような不安はますます筋肉を緊張させますので、痛みが続くことになるのです。
このような状況での家事・育児・仕事・・・ とてもたいへんだと思います。
どうやって楽な身体に変わっていくか
では、この先ずっと痛みを抱えたまま生きていかなければならないのか?というとそんなことはありません。
矯正してから顎の痛みがある、だけど顎の関節に異常は無い、という方がどうやったら楽になっていくか、を説明します。
さきほども述べたように、身体全体がガチガチに硬くなっています。
なので骨盤、背骨の歪みを整えた上で、足先から膝、股関節、骨盤、腰、背骨、肩、首、後頭部、顎に至るまでの筋肉の緊張を取っていきます。
「痛みが出ないように」と身につけてしまった姿勢や動きの癖を改めてもらいます(どれが良くない姿勢・動きかはお伝えします)。
もちろん長年かかって硬くなってしまった身体なので、1、2回の施術で弛んだ状態を維持できるようになるわけではありません。
でも、続けていれば必ず良い方向に身体は変わっていきます。
顎の痛みが良くならない人はどんな人か
顎が痛いから、顎の周りだけ施術してほしい、という方は残念ながら痛みが楽になっていきません。
確かに今痛いのは顎周辺かもしれませんが、顎が痛いのは結果であって、原因は全身の筋肉の緊張にあるからです。
顎の周りの筋肉だけ弛めても、身体の他の部位が緊張しているので、それに引っ張られ、顎の周りも再び緊張してきます。顎周辺だけ弛めて、他の部位の筋肉の緊張を取らなかった場合は、再び顎に痛みが出てきてしまいます。
痛みをなんとかしたい方は
歯の矯正をしてからずっと顎の痛みが続いている方で、痛みを何とかしたい方は是非、当院にご連絡下さい。
あなたのご連絡を心よりお待ちしております。
追伸
顎の痛みは、全身の不調の代弁者ということを覚えておいてください。