腕を上げると痛みが出る3つの原因
腕を上げると痛みが出る3つの原因について
腕を前から上げる
腕を横から上げる
腕を後ろに回す(腕を背中に回して肩甲骨に触るようにする)
このような動作をする時に痛みが出てしまう。
その原因について説明します。
その1 肘、前腕部
腕を上げる時に痛みが出る原因の一つとして、肘・前腕部があります。
前腕部には橈骨と尺骨という2本の骨がありますが、
パソコン操作、デスクワークなどで腕を内側にひねっていると、この2本の骨の位置関係がずれてしまいます。
この2本の骨は肘のところで関節をつくっていますが、肘関節の状態が悪くなってしまうんです。
肘から肩にかけて筋肉が走っていますが、この筋肉に余計なねじれが生じてしまいます。
なので、腕を上げると痛みが出てしまうのです。
その2 股関節
痛みの原因として股関節周りが固まっていることが挙げられます。
股関節と肩関節は連動して動くようになっています。
腕を上げる時は、肩甲骨も動きます。背骨も動きます。骨盤も動きます。
パソコン作業・デスクワークで座りっぱなしになっていると、股関節周りの筋肉が硬くなってしまいます。
すると骨盤の動きが悪くなります。それが波及して背骨周りの筋肉も硬くなってしまいます。
肩甲骨まわりの筋肉も硬くなります。腕だけで無理に動かそうとするので、痛みが走ります。
その3 お腹
腕を上げる時、背骨が反る感じがあると思いますが、背骨が反るためにはお腹側がゆるんでないといけません。
パソコン作業・デスクワークで座りっぱなしになっていると、たいていの人は背中が丸くなって、頭や腕・胸がお腹にのしかかっている状態になっています。
そんな姿勢でいるとお腹は硬くなってしまいます。
かたいお腹は腕を上げようとする際にブレーキとなってしまいます。腕だけで無理に上げようとすると腕に痛みが走ります。
どうすればよいか
その2、その3については・・・
こまめに休憩を取って椅子から立ち上がり、その場で屈伸運動したり、あたりを歩いたりすることで、筋肉が硬くなることを予防できます。
その1については・・・
前腕を内側にひねっているのが問題なのです。なので前腕の皮膚をねじれを解消するように外側にかるーくやさしく誘導してあげるとよいです。