台風・低気圧接近による息苦しさ・呼吸困難の予防にスーリア・ナマスカール(太陽への感謝)をやってみましょう
台風や低気圧が近づいてくると、息苦しい、呼吸しずらいとう人が増えてきます。
今回は、そんな人のために、継続して行っていると呼吸がしやすくなってくる体操(ヨガ)を動画と静止画でお伝えしていきます。
呼吸に関わる筋肉群がストレッチされて、呼吸がしやすくなるので、継続して行っていると、気圧の変化で息苦しくなったり、呼吸しにくくなったりということが少なくなってくるでしょう。
息苦しさを和らげていく体操(動画)
まずは動画で説明していきます。
「台風・低気圧接近による息苦しさ・呼吸困難の予防にスーリア・ナマスカール(太陽への感謝)をやってみましょう」
をご覧ください。
ポイントは、
曲げる(前かがみ)動作では息を吐き、
反らす(伸びる)動作で息を吸う
を意識して行うことです。
静止画による解説
次に静止画で解説していきますね。
1.吐く息で合掌
両脚をそろえて立ち、肩が上がらないようにして胸の前で手を合わせ、吐く息で合掌します。
一度腕を降ろし・・・
吸う息で両腕を上に上げます。
2.痛くない範囲で、頸椎、胸椎、腰椎を後ろに反らします。
写真には写っていませんが、手のひらは前に向けておきます。
頸椎、胸椎、腰椎を反らすことで、咽喉の筋肉や肋骨の間にある筋肉(内肋間筋、外肋間筋)、横隔膜やお腹の筋肉がストレッチされます。
息を吐きながら上半身を折り曲げていきます。
腰痛持ちの人は腰を痛めないように注意して下さい。
ゆっくり自分の身体と対話しながら行うとよいでしょう。
3.息を吐きながら、下半身に上半身をぶらさげる感覚で
この時も無理に床に手をつこうとしなくてもよいです。
膝を曲げたりしてもよいです。
指先だけで床に触れたりでもいいし、床に指がつかなくてもよいです。
上の体勢から、まずは右脚を後ろに引きます。
4.息を吸いながら骨盤を立てる上半身を起こしていきます。
右脚が後ろに伸び、左脚が前に来ています。息を吸いながら骨盤を立ていき、上半身を起こしていきます。
左脚を後ろに移動させ、左足を右足にそろえます。
5.吐く息で骨盤を上に高く持ち上げます。
両足がそろったら、吐く息で骨盤を高く持ち上げていきます。
(吐く息継続中・・・)膝を曲げて骨盤を降ろしていきます。
(吐く息継続中・・・)膝を床につきます。
(吐く息継続中・・・)肘を曲げ、胸を床に近づけます
腕だけで支えようとすると肘を痛めます (>_<)
腰を反った状態を維持しながら上半身を床に近づけていくと、肘の負担を減らすことができます。
6.息を吐き切ります C= (-。- ) フゥー
お腹が少し床から持ち上がっていて、おへそも床に着いていません。この姿勢のまま息を吐き切ります。
7.吸う息と共に手を伸ばして状態を起こします。
かかとを合わせて、骨盤を一度、床に降ろしてから吸う息と共に腕を伸ばして上半身を起こします。
お腹、胸、咽喉がストレッチされます。
次のポーズに移るため、お腹を床から離します。
8.吐く息と共に骨盤を高く持ち上げます。
右脚を前に出します。
9.吸う息で骨盤から伸び上がります。
「4」の逆足になります。
後ろにある左脚を前に寄せます。
10.吐く息で骨盤を高く上げます。
吸う息と共に伸び上がります。
11.下半身から上半身へと静かに伸び上がる
「2」と同じように骨盤を反らし、それに追随して腰椎、胸椎、頸椎を後ろに反らしていきます。
12.吐く息で合掌
「1」に戻ります。
13.繰り返し
次は基本的には「1」から「12」を繰り返します。
が、今度の「4」、「9」のところは後ろに引く脚が逆になります。
まとめ
継続して行っていると咽喉周りの筋肉、肋骨の間の筋肉、横隔膜、お腹の筋肉など呼吸に関わる筋肉群がストレッチされ、呼吸がしやすくなってきます。その結果、台風や低気圧の接近による気圧の変化で息苦しくなったり、呼吸しにくくなったりということが少なくなってくるでしょう。
また骨盤、腰椎、胸椎、頸椎を前に曲げたり、後ろに反らしたりするので、関節の遊びが適度に調整されます。また背骨周りの筋肉だけでなく肩周り、腰回りの筋肉もストレッチされるので肩こり・腰痛の予防にも役立ちます。
氣のエネルギーの通り道である背骨が適度に動かされるので、繰り返し行っていると元氣になってくるでしょう (^_^)
参考文献
旧暦美人 ダイアリー2015 の夏のページ
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